【九十九里浜の魅力とは?】観光・名産・名前の由来まで徹底解説!

魚コラム・産地探訪

九十九里浜(くじゅうくりはま)は、日本の千葉県東部に位置する太平洋に面した海岸で、全長約66kmにもおよび、その全域が『県立九十九里自然公園』に指定されていています。九十九里浜は豊かな自然環境が生態系を支えており、海岸線には干潟や塩性湿地が広がり、多くの海鳥や生物が生息しています。地元住民にはウミガメの産卵地としても知られています。

九十九里浜は美しい砂浜が特徴的で、この長大な海岸線には多くの釣り人、海水浴客やサーファーが訪れることで知られており、海の色合いや波の様子が季節や時間帯によって異なる美しい景観を魅せてくれることからも観光地として有名です。

その美しい景観や自然環境は、日本国内外の観光客を魅了しており、自然豊かな九十九里浜には、季節ごとに様々な花や動植物が見られ、特に春のシーズンには海岸沿いの公園などに咲く桜並木が美しい景観を作り出します。このように、四季折々の美しい自然を楽しむことができるのも九十九里浜の魅力の一つです。

夏場には、より多くの海水浴客が訪れます。九十九里浜は、波が良いことでサーファーに大人気のスポットです。特に一宮町は、東京オリンピックのサーフィン会場にも選ばれたことで注目を集め、今では全国からサーファーが訪れる有名な海岸になりました。週末になると県外からも多くの人が集まり、サーフィンイベントも頻繁に行われています。

そして、多くの観光客が訪れる九十九里浜周辺には、海岸に沿ってホテルや民宿、グランピング、などの宿泊施設や、夏場は人で溢れるプール施設である有名なウォーターガーデン、珍しい海の釣り堀である九十九里釣り堀センター、キャンプ場、ドッグランや飲食店などが立ち並びます。海水浴やサーフィン以外にも、キャンプやバーベキュー、散策やサイクリングなどのアクティビティも楽しむことができ、観光客の利便性も年々向上しています。

さらに、九十九里浜は住民の憩いの場の役割も果たしており、朝のウォーキングや釣りなどのレジャースポットとして、観光客だけでなく地元住民のかけがえのない場所になっています。自然あふれる九十九里浜は、地域活性化の場としても重要な存在となっており、美しい砂浜の様子がCMやテレビの撮影の場に使用されています。また、婚活パーティーのイベント、サーフィンスクールなども開催されています。

ご覧のように九十九里浜は、美しい自然環境と海の恵みに恵まれた日本有数の海岸であり、多くの人々に愛されており、その魅力は季節を問わず訪れる人々を引きつけてやみません。

  • 九十九里浜に面する市町村
  • 『九十九里浜』名前の由来
  • 九十九里浜の漁の歴史
  • 九十九里浜のサーフィンスポット
  • 九十九里浜の名産(魚介類)
  • 名産を使ったお取り寄せ商品

■九十九里浜に面する市町村(リンクから各自治体のホームページに飛びます)

九十九里浜が跨る自治体は5市4町1村に及び、ヤマニの台所が位置する匝瑳市も含まれています。

■『九十九里浜』名前の由来

日本最大級の砂浜海岸である「九十九里浜」の長さは約66kmに及びます。しかし計算してみると現在の1里は約3.9kmであり、99里というと389kmになります。では、なぜ九十九里浜という名前になったのでしょうか。いくつかの説がありますが、一般的に広く知られているのは浜の全長が約60キロメートルで、古い単位である「里」で計算すると99里になるという点から由来している説です。また、面白いエピソードとして、鎌倉時代に源頼朝が九十九里浜の長さを計ろうとした際、6町(1町=約110m)間隔で矢を指していき、99本目の矢で浜が終わったから99里=九十九里になったという伝承。計算すると・・・当時の1里=約610メートル=6町?ですかね。ちなみに、里を調べるとこのように出てきます。里 – Wikipedia

■九十九里浜の漁の歴史

九十九里浜の歴史は古く、武士や文人墨客たちがその美しさを詠んだ古典文学が残っています。また、かつては海上交通や漁業が盛んであったことから、地域の歴史や文化とも深く結びついています。

かつて九十九里浜には、イワシ漁に使われた長大な網が延々と干される風景が広がっていました。江戸時代の初め、関西の農村では綿・菜種油などの商品作物の栽培が増え、肥料として、イワシを乾燥させた干鰯(ほしか)や、イワシを煮て魚油を絞った残りの〆粕(しめかす)が大量に使用されるようになります。当時の先進的な漁法と、その加工法を持った関西(大阪府、和歌山県)の漁民は、イワシと共にその漁場を東に広げ、関東(神奈川県、千葉県)へと進んできます。関東にも広がってきたことで、しだいに地元へと定着し、地元漁民による漁業へ進みます。イワシが押し寄せ、遠浅で砂浜の続く九十九里海岸は、地曳網(じびきあみ)の漁場として、また干鰯の加工場として最適の場でした。2艘の船は沖合で長さ2kmにも及ぶ長大な網を広げ、波打ち際まで引き寄せる、浜では100名を超える人々が待ち受け網を引き上げ、イワシを浜に積み上げるという大地曳網漁(おおじびきあみりょう)が繰り広げられました。イワシは、豊・不漁の激しい魚種のため浜は盛衰を繰り返しますが、明治時代まで地曳網は主要な産業として続いていました。荒波にもまれながら船を海に出す力仕事。船に乗る男達をフナガタ、女はオッペシと呼ばれていました。1980年代のイワシが豊漁だった頃、食用は2~3割でその他ほとんどを冷凍して飼料用に加工していました。ですが、徐々にイワシが捕れなくなり漁船の減船などが相次ぎました。 近年、イワシ資源の減少に代わり、2011年の震災以降、はまぐりの漁獲量が増えています。2012年以降1,000トン以上に急増し、2014年には1,923トンと、1958年以降では最大の漁獲量となりました。漁協では現在、ただ獲るだけでなく、親となるはまぐりを禁漁区に放流して産卵の核となる母海場の造成など、はまぐりの資源管理に努めています。

■九十九里浜のサーフィンスポット

九十九里浜は東京オリンピックのサーフィン競技会場にも選ばれたこともあり、サーファーにとって九十九里浜は波が良い事で有名です。イベントや大会も開かれ、国内外のサーファーが集まることもあります。

・旭市飯岡

・旭市椎名内

・匝瑳市吉崎浜

・山武市本須賀

・九十九里町作田

・九十九里町片貝

・一宮町一宮

・いすみ市大東

■九十九里浜の名産(魚介類)

【いわし】

九十九里浜は昔からイワシ漁と共に栄えてきたということもあり、新鮮なイワシで保存性の高い加工を施したおいしい品が名産品として売られております。

・鰯のゴマ漬け・・・大量に獲れるが日持ちのしないセグロイワシ(カタクチイワシ)を保存する方法の一つとして昔から伝えられたもの。

・鰯の丸干し・・・鰯を内臓ごと塩干しにした干物です。

・鰯の卯の花漬け・・・イワシを新鮮なまま酢漬けにし、更におからで漬け込んだ料理です。お正月のおせちや祭りなどの行事に食される郷土料理です。

・鰯の味醂干し・・・イワシを味醂(みりん)をベースにした調味液に漬け込み、乾燥させたもの。

【蛤】

千葉ブランド水産物にも認定されている『九十九里地はまぐり』

九十九里浜のハマグリは正式名称『チョウセンハマグリ』と呼ばれ、(漢字では汀線蛤。汀線は海水面と海浜との境界線を意味する)で、正三角形に近い形でやや丸みを帯びています。チョウセンだからと言って朝鮮からきたという意味ではなく、古くから日本で獲れる日本の在来種で、地元では「ホンハマ」とも呼ばれています。また、小さいサイズを地元では「ゼンナ」と呼んでいます。

別種で東アジアに生息する安価なシナハマグリが大量に輸入され、スーパーなどで売られているため少々ややこしいかもしれません。

・焼きはまぐり・・・大粒のはまぐりを殻のまま網焼きして食べる食べ方。

・はまぐりの酒蒸し・・・シンプルにはまぐりの旨味を堪能できる食べ方です。

・はまぐりご飯・・・はまぐりのダシが美味しい、優しい味わいの炊き込みご飯です。

・お吸い物・・・はまぐりの旨みが凝縮されたお吸い物です。

【ながらみ】

正式名称は「ダンベイキサゴ」と言い、見た目や大きさはカタツムリに似ています。地方によってはマイゴ、キシャゴと呼ばれ、九十九里ではながらみと呼ばれています。産地は千葉県以外にも愛知県、高知県で水揚げされる巻貝です。昔は九十九里浜で大量に獲れていましたが、今では漁獲量が減り、高級な貝になってしまいました。調べてみると、昔は「おはじき」として遊ばれていたこともあるようです。

・ながらみ塩ゆで・・・3%ほどの濃度の塩水で茹でたもの。一番シンプルな食べ方です。

・ながらみの塩辛・・・茹でたながらみの身を殻から取り出し肝をはずします。塩、生姜、唐辛子、お好みでニンジンやピーマンなどを加え、黒ゴマをふり和えれば完成です。

■九十九里浜の名産で作ったお取り寄せ商品

ここまで九十九里浜について説明してきましたが、こちらでは新鮮な九十九里の名産を使用した当店自慢の商品をご紹介させていただきます。

アジのなめろう100g

“皿までなめたくなる旨さ、ここにあり”

千葉の郷土料理「なめろう」を、九十九里産の新鮮なアジで丁寧に仕上げました。流水解凍ですぐ食べられる簡単調理。

1パック100g ¥886~


はまぐりご飯 (1人前200g)

“ひとくちで広がる、九十九里の海の香り”

一人暮らしや忙しい方にぴったり!レンジで3分温めるだけで、”九十九里漁師飯シリーズ1番人気!”はまぐりご飯のやさしい味わいが楽しめます。

1人前 ¥864~


九十九里産酒蒸しはまぐり(冷凍)約200g

“家にいながら浜辺の料亭気分”

真空調理で仕上げたふっくら肉厚な地はまぐり。お酒にも合う贅沢な一品。電子レンジや湯煎で手軽にはまぐりの旨味をまるごと楽しめます。

1パック200g ¥980~


金目鯛と蛤のアクアパッツァ(切り身)

“今日は、ワインと魚介のご褒美ディナー”

九十九里産はまぐりと金目鯛を使用した、魚介の旨味が染み出すアクアパッツァ。1人前ずつの真空パックで手軽に楽しめます。

1人前 ¥1,188


●金目鯛と蛤のアクアパッツァ

“テーブルが華やぐ、海のごちそう”

【関西テレビよ~いドン】【おとなの週末】で紹介された商品。九十九里産はまぐりと銚子産金目鯛を丸々1匹使用し、ホームパーティーなどお集まりの際にひときわ目立つ、ヤマニの台所自慢の逸品です。

約550g ¥5,400


煮はまぐりの押し寿司

CR2

”初めて出会う感動!煮はまぐりの押し寿司”

ふっくら煮上げた九十九里産はまぐりを、職人仕込みの押し寿司に仕立てました。やさしい甘みと旨みが口の中に広がり、ごはんとの相性も抜群。
冷凍とは思えない美味しさは、特別な日のおもてなしや、自分へのご褒美にもぴったりです。

1本 ¥2,560


はまぐりのバターしょうゆ焼き

”蛤の旨み×バターしょうゆでノックアウト”

九十九里産のはまぐりを香ばしいバターしょうゆで焼き上げた、風味豊かな一品。バターのコクとしょうゆの香ばしさが、食欲を誘います。ごはんのおかずにも、お酒のお供にもぴったり。

約200g ¥1,080


生冷はまぐり500g(ぜんな)

”小粒なのにたっぷり詰まった濃厚な旨味”

希少な小ぶりサイズの九十九里産はまぐり「ぜんな」を500gパックで急速冷凍しました。ぷりっとした食感と、ぎゅっと詰まった旨みが特徴。お吸い物、酒蒸し、バター焼きなど様々な料理で手軽に海の味覚を楽しめます。冷凍のまま調理OKで、使い勝手も抜群。

1P 500g ¥864


九十九里産はまぐりBOX

“はまぐりの美味しさをお届け”

九十九里浜で水揚げされた新鮮なはまぐりを使用した商品をたっぷり詰め込んだ贅沢なBOXセット。お祝いやギフトにも最適な、九十九里産はまぐりを存分に楽しめる逸品です。

1セット ¥5,200


■まとめ|九十九里浜の魅力を五感で味わう

九十九里浜は、その美しい砂浜や豊かな自然環境、歴史ある漁業文化、そして波乗りスポットとしての魅力など、多彩な顔を持つ千葉県屈指の観光地です。四季折々の景色や、地元の人々の暮らしと結びついた名産品の数々は、訪れる人の心と五感を魅了してやみません。

なかでも、**「九十九里地はまぐり」**をはじめとする海の幸は、新鮮さと旨みが格別で、旅の思い出に残る味わいです。ヤマニの台所では、そんな九十九里の旬の味覚をご自宅でも手軽に楽しめるよう、お取り寄せ商品として各種ご用意しております。

遠方にお住まいの方でも、九十九里の風を感じるような一品をぜひご賞味ください。
**「味わうことで感じる、九十九里浜の物語」**を、あなたの食卓にも。

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